純粋なのは不死ばかり

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ひとつの完全な解答『ムーンナイト』

『ムーンナイト』最終話。僕らにとっての「スーパーパワー」とは一体何なのか、ひとつの完全なる解答にただただ泣く。神様繋がりではないけれど『グッド・オーメンズ』みたいな「かけがえのないあいつ」の話だ。MCU遊戯王かもしれない。最後の大オチも非道過ぎて好き。『エターナルズ』以来MCUがどんどん少年ジャンプ化してるというか、SF的な設定やリアリティの辻褄合わせよりも個人の苦しみや心の機微にこそフォーカスしようとしてる感じがとてもいい。DCだけど『シャザム!』みたいな安心感がある。個人的にはカオス過ぎるストレンジMoMより好きかもしれない。というか、オスカー・アイザックの二重人格演技がこれでもかと楽しめるだけでも元が取れる。その一方で期待してたイーサン・ホークの悪役がイマイチ……というのはある。

ドラマ版MCU、全部観てるわけじゃないけど、原点にして頂点の『デアデビル』、エンドゲーム後の本当の終章としての『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』、MCUが未知の領域へと踏み出した『ムーンナイト』という感じかな。6月配信の『ミズ・マーベル』も楽しみ。