純粋なのは不死ばかり

映画の感想とか小説とか。

高橋洋の最高傑作?『ザ・ミソジニー』

昨日は友人と『ザ・ミソジニー』を観たんですが、今年の夏の心霊体験はこれ一本観ておけばいいんじゃないかと思う。物語は何一つ理解できなかったけど(エルデンリングくらい難解)もう最初っから霊気が満ちていて後半の召喚儀式に至るまで一切のダレ場なし。この映画が存在することが怖いタイプの映画。ぶっちゃけ高橋洋の最高傑作なんじゃないか。何回観ても理解できないだろうなぁと思うけど、既に何かを受け取ってしまった、感受してしまった感覚がたしかにあるのだ。大袈裟に言うなら、映画鑑賞を超えてしまった「何かわからない凄まじいものに遭遇した」純然たるホラー体験と言えるのかもしれない。黒沢清が言っていたように、ホラー映画があるのではなく、映画を観ることが自分を変質してしまうホラー体験なのだ。あと仮面ライダーみたいなワクワク感もインフレ感もあるので、めちゃくちゃエンターテイメントしています。