『ばけばけ』やっと完走した。
全体的に上質な脚本と撮影・演出を堪能した(一番好きな吉沢亮かもしれない)。しかし最終週のラスト三話、ヘブン先生没後のエピソードはかなり困惑したというか、はっきり言って苦手でした。
『虎に翼』と比べるわけじゃないけど、ほぼ物語を語りおおせた後の最終週に描かれる一波乱、その描き方がある種の女性二人の対立の構図であったり、その背後に強く感じるコロニアリズムというか列強的な優位の眼差し、そこから言語的な能力や「書くこと」の強烈な特権性がおトキに突きつけられるのは見ていて辛かった。マーサさんにおトキの人生が全否定される場面、あまりにも残酷でマーサさんの人物描写も「台無し」にしてしまったのではないか。ラストの「フロッグコート」のエピソードも言語的なすれ違いや勘違いが夫婦の愛情を遅れて教えてくれる、というマーサさんの偏見と対になるものではあるのだが、それにしても……という思いは拭えない。

でもやっぱり、最後の最後で「蚊」がおトキの血を吸いにくる場面はラフカディオ・ハーン、小泉八雲先生の『虫の研究』が好きな自分にはとっても嬉しかったな。プ〜ンと終わるたわいのない、かゆい、こそばゆい、いとおしい物語でした。あとラストのタイトルバックの出し方ズルい!細かい演出も上手いシリーズだったなぁ。
……そうして、ジキ・ケツ・ガキとしての存在を定められている可能性を考えるなら、どれか竹の花立てか、ミズタメの中に生まれ変わる機会を望みたいもので、そっと飛び立ち、かすかなそして尖った声で歌いつつ、誰か知人を刺しに行きたいと思うのである。(円城塔訳、ラフカディオ・ハーン「蚊」)




『デアデビル:ボーン・アゲイン』S2完走した。

『ワンダーマン』完走!

ちなみに最近は『プルリブス』も完走しました。『ブレイキング・バッド』、『ベター・コール・ソウル』を母と一緒に観てきたので今回ももちろん二人で。最終回のラストのシークエンス、あまりにもカッコよくて母子ともどもウヒョ〜〜!!!って騒いでしまった。
もちろん『サンキュー、チャック』のことを考えても涙が出る。あのダンスの場面、久々に大泣きしてしまった。すべてがあの瞬間に詰まっていて、それがスパークする輝きにぼくらすべての人が立ち会った。