純粋なのは不死ばかり

文を隠すなら森。

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

5/19の文学フリマ東京38に出店します!

告知がギリギリになってしまいましたが、今週末5/19の文学フリマ東京38に出店します! ブースは「ち-43」です。今回は作品を出せる同人が少なかったため、僕が小説もエッセイも映画評も書いているのでこれまでの冊子よりちょっと照れくさいところがあります…

圧倒的なものに触れる。『悪は存在しない』

悪は存在しない、映画の言語化不可能性を存分に味わえる映画だった。すべてのショットと台詞がラストに結実していく。最後の森を人々が(まるで葬列のように何かを受け入れながら)歩いている場面で自分の脳裏にずっと「20年に一度の山火事が、10年に一度、5年…

時間蠅たちは、矢がお好き

多和田葉子の小説が好きだ。 去年は四冊くらい読んだのだが、急にもったいない精神が発動して今年は読んでいなかった。しかし去年多和田葉子はいいぞと散々勧めていた友人から勧めていたのとは別の(多和田葉子の)本を読み始めたよ! と連絡がきてなんだかモ…